整理すると、いいことだらけ? 〜ちょっと見つめる、モノとわたしの関係〜

こんにちは、整理収納アドバイザーのかっちゃんです。
今回は、「整理するとどんな良いことがあるの?」というテーマで、日々の暮らしをちょっとだけ軽く、やさしくするお話をしたいと思います。
よく「片づけしなきゃ…」って、どこか義務感のように思っていませんか?
でも実は、整理って、“暮らしを整えること”以上に、自分の心と向き合う時間にもなるんです。
今回は、整理をすることで感じられる「メリット」と、「整理しないことで起こりやすいデメリット」の両方を、わかりやすくお伝えします。
整理すると、こんないいことがあるんです
① 時間のゆとりが生まれる(=時短)

毎朝、カバンを探したり、鍵が見つからなかったりして慌てた経験、ありませんか?
整理された空間は、必要なものが「いつも、そこにある」状態。だから探し物にかける時間がグッと減ります。
その数分が積み重なると、1週間で何時間も変わるかも。
心に余裕が生まれて、1日のスタートもゆったりした気持ちで迎えられます☕️
② 心が整う

不思議なことに、空間が整うと気持ちもスッと落ち着くものです。
例えば、机の上にモノがいっぱいの状態では、何から手をつけたらいいかわからなくなりませんか?
整理は、モノと向き合うこと=自分と向き合うこと。
「これが好き」「これはいらない」…そんな選択を繰り返すうちに、自分の価値観が少しずつクリアになっていくんです。
③ 新しい組み合わせやアイデアが生まれやすくなる

整理していると、「あれ、これとこれ、組み合わせたら便利かも?」という新しい気づきが生まれることがあります。
たとえば、キッチンで眠っていたお皿とお気に入りのマグカップを並べたら、ちょっとカフェっぽくなったり。
文房具をまとめたら、以前買ったノートが使いやすく感じたり。
モノが見える化すると、今あるものを活かす力が育つんですね。
④ 集中しやすい環境になる

部屋が散らかっていると、どうしても気が散りがち。
「あの本、まだ読んでないな…」「この書類、あとで見なきゃ」…そんな視覚的なノイズが、無意識に集中力をそいでいることも。
整理された空間は、思考や作業に集中できる“静かな土台”をつくってくれます。
⑤ 無駄な買い物が減る

「似たようなハンカチ、家にあったのに…」
「電池、あったのにまた買っちゃった!」
そんな経験、ありませんか?
モノの定位置が決まっていれば、“持っているのに忘れてる問題”がぐっと減ります。
節約にもつながって、一石二鳥です💡
整理しないと起こる、ちょっと困ったこと
もちろん、整理しないままだと不便なことも増えてきます。
でもこれは、「自分を責める材料」ではなく、整理するきっかけとして知っておくといいかもしれません。
① ゴミや不要なモノがどんどん増える

「いつか使うかも」「あとで捨てよう」…そのままになった箱や袋、ありませんか?
気づくとそれが積み重なって、モノに囲まれたストレス空間になってしまうことも。
② 同じものを何度も買ってしまう

整理していないと、持っているものが見えません。
結果、「家にあるのにまた買う」という負のループに陥ってしまいます。
お金もスペースも、もったいないですよね。
③ 探しものに時間を奪われる

毎日ちょっとずつの「探し物時間」、実は1年で合計すると150時間以上とも言われています。
整理をしないことで、「探す」「焦る」「疲れる」のループが生まれてしまうんです。
まとめ:整理は、がんばらなくてもいい小さな一歩

整理って、「ちゃんとやらなきゃ!」と思うと疲れてしまうけど、
実はほんの少しの行動が、毎日の暮らしや心にやさしさをくれるものです。
大切なのは、「完璧」じゃなくて「心地よさ」。
今日は財布の中を整理してみる、明日は引き出しを1つだけ…そんなペースでも十分です。
次回は、整理を続けるコツや「片づけが苦手な人がはまりがちな落とし穴」などもご紹介していきますね。
あなたの暮らしに、ちょっとした風通しが生まれますように🍃