【はじめの一歩】整理収納の原則3か条:「モノと対話」「区別する」「財布の中から始めよう」

こんにちは、整理収納アドバイザーのかっちゃんです。
このブログでは、片づけが苦手な方でも「自分らしい空間づくり」ができるようになる整理収納のヒントをお届けしていきます。
初回となる今回は、私が大切にしている「整理収納の原則」についてお話しします。
整理収納って「テクニック」じゃなくて「考え方」
「片づけ」と聞くと、モノをしまう・捨てる・収納グッズを買う、そんな行動が思い浮かぶかもしれません。でも、実はそれ以前に大切なのは「考え方」なんです。
私が提唱する整理収納の原則は、次の3つ。
- モノと対話する
- 区別する
- まずは財布の中身から仕分けしてみる
ひとつずつ、解説していきましょう。
原則① モノと対話する:使ってる?好き?大事?

「とにかく捨てなきゃダメ」と思っていませんか?
でもいきなり捨てる必要はありません。まずは、モノと向き合ってみることから始めましょう。
- 「これはいつ使ったっけ?」
- 「これを見るとワクワクする?」
- 「なくなったら困る?」
こう問いかけてみると、不思議と気づくことがあります。
毎日手に取るお気に入りの文房具、ずっと使っていないけど思い出がある品、何となくしまってあるだけのモノ……。それぞれの役割が見えてくるはずです。
整理収納は、モノと自分の関係を見つめ直す作業でもあります。捨てることが目的ではなく、「本当に必要なものに囲まれて暮らすこと」がゴールなんです。
原則② 区別する:仕分けは「捨てる」じゃない

次のステップは「区別する」こと。
よくある失敗が、「全部ごちゃ混ぜ」にしてしまって選べなくなることです。服も文具も書類も、とりあえず箱に入れて押入れにしまう……これでは使いたいときに出せませんし、モノが増えるばかり。
まずはこう仕分けしてみましょう:
- よく使うもの
- あまり使わないけど必要なもの
- いらないもの(または保留)
この3分類をするだけで、整理の8割は終わったようなものです。
重要なのは、「今の自分にとって必要かどうか」で判断すること。
「高かったから」「もったいないから」という理由だけで残してしまうと、空間も心もモノでいっぱいになってしまいます。
原則③ まずは財布の中身から始めてみよう

「でも、家全体をいきなり片づけるなんてムリ…」
そう思ったあなたにおすすめなのが、財布の中身の仕分けです。
財布は、毎日使う「小さな整理箱」。中にはレシート、ポイントカード、診察券、小銭……など、意外とモノが詰まっています。
1日5分だけ時間をとって、以下のように仕分けてみましょう:
- 不要なレシートは捨てる
- 期限切れのクーポンや使わないカードは取り出す
- 必要なカードだけに厳選し、使いやすく配置する
これだけでもスッキリ感が味わえるはず。
そして、この「スッキリする感覚」こそが整理収納の醍醐味なんです。
財布が整うと、お金の流れも見えやすくなり、家計の見直しにもつながります。
整理収納の効果は、モノだけでなく心や暮らしにも波及していくんですよ。
まとめ:整理収納は小さな成功体験の積み重ね

いきなり完璧を目指さなくてOK。
まずは、「モノと向き合ってみる」「区別してみる」「財布の中だけでも整理してみる」、この3つを実践してみてください。
整理収納は、自分自身を大切にする行為でもあります。
大切なモノを選び抜くことで、自分の価値観や暮らし方も見えてきます。
次回は、「整理収納を続けるためのコツ」や「時間がない人でもできる整理テク」についてお話ししていく予定です。
一緒に、ちょっとずつ快適な暮らしをつくっていきましょうね!